政務活動費約913万円をだまし取ったとして詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた元兵庫県議の・野々村竜太郎被告(49)に対し、神戸地裁(佐茂剛裁判長)は7月6日、懲役3年、執行猶予4年(求刑・懲役3年)の有罪判決を言い渡した。NHKニュースなどが報じた。野々村被告は起訴内容を否認していた。
起訴状によると、野々村被告は2011〜13年度に受け取った政務活動費1684万円のうち913万円分について、収支報告書にうその使途を記載したり、クレジットカードの利用明細書を改ざんしたりしてだまし取ったとされる。
野々村被告は在職中の2014年7月、泣き叫びながら政務活動費の不正支出を否定した「号泣会見」で国内外に衝撃を与えた。15年11月に予定されていた初公判を突然欠席し、身柄を拘束され強制出廷させられると「記憶にない」と繰り返す異例の展開をたどった。
Advertisement
関連記事