ファンクバンド「パーラメント」「ファンカデリック」の元キーボーディスト、バーニー・ウォーレルが6月24日、肺がんで死去した。72歳だった。音楽雑誌「ローリング・ストーン」電子版などが報じた。
ウォーレルのFacebookページには、妻とみられる人物が訃報を投稿した。
2016年6月24日午前11時54分、バーニーはこの世のふるさとから「グレート・スピリット(大いなる神秘)」へと移りました。安らかに、愛する人よ。あなたは間違いなく、世界をより良い場所にしてくれました。私たちがまた出会うまで、よい旅を。
ウォーレルは1944年4月19日ニュージャージー州生まれ。69年にファンクバンド「ファンカデリック」のファーストアルバムに参加し、セカンドアルバムから正式メンバーとして加入した。ファンカデリックと同じメンバーで、別名のファンクバンド「パーラメント」にも参加し、「ワン・ネーション・アンダー・ア・グルーヴ」(ファンカデリック)や「マザーシップ・コネクション」(パーラメント)といった代表作を含め、両バンドのすべてのアルバムにキーボーディストとして参加した。
ファンカデリック
また、1980年代にはロックバンド「トーキング・ヘッズ」の準メンバーとして「スピーキング・イン・タングス」や「ストップ・メイキング・センス」といったアルバムに参加した。また、ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズのソロアルバム「トーク・イズ・チープ」にも参加している。
トーキング・ヘッズのライブで演奏するバーニー・ウォーレル(1983年、フィラデルフィア)
ガーディアンによると、ウォーレルはムーグ・シンセサイザーを使った最初のミュージシャンの1人で、革新的なキーボードの技術は、ジミ・ヘンドリックスのギターと並び称される。
関連記事