「18歳選挙権」が初めて適用される初めての国政選挙・第24回参院選(6月22日公示・7月10日投開票)では、新たに投票できるようになった18、19歳の有権者をはじめとする若い層の投票率に注目が集まっている。これまでの国政選挙において、初めての国政選挙の投票率はどうだったのか。総務省のデータを元に、1970年以降の生まれ年別・国政選挙における投票率の推移をまとめてみた。
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※年齢は、各年の1月1日生まれで計算。クリックしたら拡大
上記の表を見ると、20歳の投票率で過去最低だったのは、1975年1月1日生まれの人が初めて投票に参加した1995年の参院選で22.91%。この年は、1974年1月1日生まれの人も初めて国政選挙に投票することになったが、投票率は75年生まれよりも低く20.93%で2割をかろうじて超えるような状態だった。 各選挙における全体の投票率に対する割合でみても、74年、75年生まれは低くなっていた。
生まれ年別に20代前半(20〜24歳)における平均投票率をみても、1974年1月1日生まれの人は最低で28.30%だった。
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1970年代生まれの人の20代前半における投票率だけを見てみると、1970年生まれの人が40%を超えていた。しかし、1971〜1979年生まれの人は、1980年代生まれより低い投票率となっていた。1990年代生まれの人の20代前半における投票率も、低い状況となっている。
一方、1960年以前に生まれた人は、全ての年齢において20代における投票率が総じて高く、50%を超えていた。
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