ロックバンド「レッド・ツェッペリン」の代表曲『天国への階段』の、イントロ部分が盗作ではないかと訴えられている裁判で、同バンドのメンバー、ジミー・ペイジ氏は6月16日、同曲について「よくあるコード進行だ」などと述べ、盗作疑惑を否定した。ディズニー映画『メリー・ポピンズ』の中で使われている楽曲『チムチム・チェリー』も、似たようなコード進行だという。ロイターなどが報じた。
訴えているのは、アメリカのバンド「スピリット」でギタリストを務めた故ランディ・カリフォルニア氏の遺産管財人。1971年発表の『天国への階段』のイントロが、スピリットの1967年作品『トーラス(Taurus)』に酷似していると主張している。
Advertisement
■レッド・ツェッペリン「天国への階段」
■スピリット「トーラス」
Skyニュースによると、ペイジ氏はこの日、ロサンゼルス連邦裁判所で証言。コード進行が似ている例として『チム・チム・チェリー』を引き合いに出し、「コード進行は、いつの時代も同じだ。だからコード進行は似ることはあると言えるのではないか」などと話した。
■メリー・ポピンズより「チム・チム・チェリー」
Advertisement
なお、ペイジ氏はこれまでの裁判で、スピリットの曲を最近まで聞いたことがないと述べている。
関連記事