『はいからさんが通る』初のアニメ映画化 連載終了40年で大正ロマン再び

大正時代を舞台にしたラブコメディー『はいからさんが通る』が、初めて劇場アニメ化されることが6月1日、わかった。
講談社

大正ロマン漫画『はいからさんが通る』初の劇場アニメで“復活” 17年公開

1975年から77年に『週刊少女フレンド』(講談社)で連載されていた大正時代を舞台にしたラブコメディー『はいからさんが通る』が、初めて劇場アニメ化されることが6月1日、わかった。連載終了から約40年を経て、日本少女漫画史に燦然(さんぜん)と輝く傑作が劇場アニメとしてよみがえる。

同作は大和和紀氏による、大正浪漫少女漫画の金字塔。竹刀を握れば向かうところ敵なし、跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘の“はいからさん”こと主人公の花村紅緒(はなむら・べにお)が、時代に翻弄されながらも恋や友情に懸命に向き合う姿を描いている。

『第1回講談社漫画賞』少女漫画部門の受賞作で、78年から79年にかけて全42話のテレビアニメが放送され、79年、85年、02年にドラマ化。87年には南野陽子主演で実写映画も公開された、大和氏の代表作だ。初となる劇場アニメは、同作の連載40周年を記念して企画された。

大和氏は札幌市出身で、66年『週刊少女フレンド』にて『どろぼう天使』でデビュー。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』のほか、『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』など数々の人気作を世に送り出した。今年は画業50周年となり、記念画集や発売されているほか、6月30日~7月12には東京・池袋で原画展も開催される。

劇場アニメ『はいからさんが通る』は17年に公開予定。

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