2代目『まる子』姉役に豊嶋真千子が決定 水谷優子さんバトン受け継ぎ「精一杯演じる」
今月17日に乳がんのため亡くなった声優の水谷優子さん(享年51)が約26年間、声を務めていたフジテレビの人気アニメ『ちびまる子ちゃん』(毎週日曜 後6:00)のお姉ちゃん(さくらさきこ)役の後任に、NHK『ダーウィンが来た!生きもの新伝説』ナレーションや『ゲゲゲの鬼太郎』ろくろ首役などを担当する声優の豊嶋真千子に決定した。29日、同局が発表した。
後任となる豊嶋は6月5日放送分から登場。豊嶋は「大好きな『ちびまる子ちゃん』という作品で、2代目お姉ちゃん(さくらさきこ)役を演じさせていただけること、大変光栄に思います。緊張する気持ちもありますが、スタッフの皆様、キャストの皆様と一緒に、水谷さんからのバトンを受け継いで、自分らしく精一杯演じていきたいと思います」と意気込み。
同局の狩野雄太プロデューサーは起用理由に「豊嶋さんの声は、お姉ちゃんらしい明るさと強さ、そしてまる子を包み込む温かさを感じられ、イメージにぴったりでしたのでスタッフの総意で2代目お姉ちゃんを豊嶋さんに決めさせていただきました」と説明し「これからは豊嶋さんならではの新しいお姉ちゃんを演じていただけると期待しております」とコメントしている。
またこの日、後任発表直前には、水谷さん最後の収録回が放送。タイトルは『お姉ちゃんと写生大会に行く』『友蔵、まる子を叱りたい』の2本で、放送中にはツイッターを中心に「お姉ちゃんにお別れする」「目と耳に焼き付けよう」「最後までお仕事に行きたがっていたと言う彼女の魂の声です。耳に刻みたいです」「今までありがとうございます」「病魔に苦しんでいるとは思えない自然な演技で、とてもよかった…。ご冥福をお祈りします。」といった追悼コメントなどが続々と寄せられた。
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