明治サイコロキャラメル、89年目に生産終了 「水曜どうでしょう」でも人気【UPDATE】

明治のロングセラー菓子「サイコロキャラメル」が2016年3月末で販売を終了していたことがわかった。
明治

明治のロングセラー菓子「サイコロキャラメル」が3月末までに生産を終了していた。5月9日、同社広報部がハフポスト日本版の取材に対し、明らかにした。

発売終了の理由について、明治広報部の中村祐子さんは「全社的に生産性向上を目指している中で、当社の強みを生かせる分野に注力することになりました。そういったなかで、今回キャラメル事業については生産・発売を終了することになりました」と述べた。すでに生産終了しているため、今後購入を希望する場合は、在庫がある小売店などで購入するしかないという。

「サイコロキャラメル」は1927年に発売開始。「遊べるお菓子」をコンセプトに、サイコロ柄の個性的なパッケージで89年間の長きにわたって親しまれた。発売当時は1箱ずつのバラ売りで、価格は2銭。2016年3月末時点での発売価格は10粒1セットで132円(税込)だった。

明治は1906年にグループの起源となる明治製糖が設立されて以来、多数のロングセラー商品を発売してきたが、2015年3月に「カルミン」の発売を終了。「サイコロキャラメル」の発売終了により、同社の代表的な菓子で戦前から販売されているものは、1926年発売開始の「ミルクチョコレート」を残すのみとなった。

すでにネット上では「サイコロキャラメル発売終了」という噂が広がっており、Twitterでも惜しむ声が相次いでいた。また、「サイコロキャラメル」はタレントの大泉洋さんと鈴井貴之さんが出演する北海道テレビ(HTB)のバラエティ番組「水曜どうでしょう」の名物企画「サイコロの旅」の小道具としても知られており、番組のファンからは「もうサイコロの旅ができなくなってしまうのでは」と心配する声も上がっている。

【UPDATE】2016/05/09 14:57

明治広報部は午後2時51分、ハフポスト日本版の取材に対し、「当社の販売は終了いたしますが、6月よりグループ会社から北海道限定のお土産品として再発売を予定しています」とコメントした。

【訂正】2016/05/09 14:43

当初の記事で「99年目」としていましたが、正しくは「89年目」でした。

関連記事

注目記事