おおさか維新の会に4月25日に入党が承認された山田太郎参院議員(比例代表)は27日、同党に離党届を提出した。これに対して同党の馬場伸幸幹事長は28日の記者会見で、山田議員を除籍(除名)処分にすると発表した。産経ニュースなどが報じた。
馬場氏は松井一郎代表(大阪府知事)と協議した結果だとして、「(松井氏は)裏切り行為と思えるような行動については規則に照らし合わせて処理するようにということだった」と述べた。
おおさか維新は26日に山田氏を夏の参院選埼玉選挙区の公認候補に決めたばかりだった。しかし、その後山田氏は馬場氏に「いろいろ考えた結果、埼玉から出ることは難しい。埼玉で活動することは不可能だと思う」と離党の意向を表明したという。
(疾風のように去った…入党後2日でおおさか維新離党の議員がいた 馬場幹事長「人間として信用出来る方ではない」 - 産経ニュースより 2016/04/28 13:02)
馬場氏はまた、「埼玉の選挙区事情を十分検討されて出馬を決断されたはずだ。政治家以前の問題で、人間として信用できない」「月光仮面ではないが、疾風のように現れて疾風のように去っていったと。違うのは、正義の味方じゃなかったんだと」と山田氏を批判した。
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山田氏は東京都出身。慶応大学を卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。経営コンサルティング会社社長などを経て、2012年12月に「みんなの党」から繰り上げで初当選し、その後は「日本を元気にする会」に所属していた。
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