【熊本地震】熊本県警に「デマ通報」問い合わせ40件 「確認に時間が割かれる」と困惑

熊本県警は安易に拡散しないよう呼びかけている。

4月14日からの熊本地震で、特定の地名を挙げて強姦事件が起きているというものや、他県ナンバーの車で来た男たちが詐欺や空き巣を働いているという情報がTwitterで拡散している。根拠がないものも多く、熊本県警は安易に拡散しないよう呼びかけている。

ここで熊本地震に関連しているかのように紹介されている「手配書」は、大分県警玖珠署が作成した別事件のものだ。

熊本県警はハフポスト日本版の取材に対し、Twitterで上がった2町での強姦事件について、現時点で「把握していない」、他県ナンバーの車の出現情報についても「真偽の確認のしようがない」としている。

同県警には21日午後5時までに、地震関連で110番通報や警察署への電話など「デマに関する問い合わせ等」が約40件あった。「事実と異なる通報でも、真偽を確認する作業に時間を割かれることになる。拡散する前に、必要な情報は信頼できる情報から確認を取るなどした上で判断してほしい」と要請している。

一方で、車の中に誘い込まれそうになったり、不審者につきまとわれたりする事件も発生しており、同県警は注意を呼びかけている

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