衆院選京都3区の補欠選挙が4月24日午後8時に投票が締め切られ、民進党前職の泉健太氏(41)=社民推薦=が、おおさか維新の会新人の森夏枝氏(34)、日本のこころを大切にする党新人の小野由紀子氏(37)=改革推薦=らほかの5候補を破って、6回目の当選を果たした。NHKニュースなどが報じた。
泉氏は比例近畿ブロックからの鞍替え。
京都3区補選は、「育休宣言」後に不倫が発覚した宮崎謙介前衆院議員(自民を離党)の辞職を受けて実施された。3月下旬に誕生した民進党は、初の国政選挙で勝利を収めた。自民党はこの女性スキャンダルによる逆風を警戒し、この選挙区では候補者擁立を見送った。
朝日新聞社が16、17日に実施した電話調査では、泉氏は民進支持層を固め、自主投票を決めた共産支持層の9割近くの支持を集めていたほか、自民、公明両支持層にも浸透。無党派層でも9割近い支持を得ていた。一方、森氏はおおさか維新支持層をまとめたものの、自民支持層の支持は3割弱にとどまり、無党派層に浸透していなかった。