熊本地震から1週間、益城町では4月21日、ボランティアの受け入れが始まった。GWなどを利用して被災地に駆けつけ直接応援したいと考える人も多いことだろう。どのように準備を整え、現地に向かったら良いだろうか?
■どこに行けばいいのか?
主な受け入れ自治体は以下の通り。
▼南阿蘇村
募集範囲は「自宅から通える方」。集合場所は、久木野総合福祉センター(阿蘇郡南阿蘇村久石2705)。
▼益城町
募集人数は200人程度。食料や宿泊施設は自身で準備をと呼びかけている。集合場所は、井関熊本製造所グラウンド(熊本県上益城郡益城町安永1400)。
▼熊本市(4月22日〜)
募集範囲は県内外問わず。募集人数は300人。集合場所は、花畑広場(熊本市中央区花畑町7番10号)。
その他の自治体や更新情報については、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議の熊本地震特設サイトに掲載されている。
しかし、ボランティアセンターでは毎日、受け入れ可能人数に達した時点で募集を終了するのが一般的。熊本県社会福祉協議会では、「行っても作業がない場合もあります。作業がないからといって怒らないでください。『待つこともボランティア』なのです」と呼びかけている。
■準備や心得は?
これまでの震災での活動経験などから多くの団体が心得をまとめている。
▼熊本県社会福祉協議会「災害ボランティア活動ガイドブック」
ガイドブックによると、要点は以下の通り。
・交通・宿泊・食事は自力で。
・格好は作業着(長袖・長ズボン)、帽子、雨具(レインコート)、防塵マスク、ゴーグル、軍手、作業用ゴム手袋、ゴム長靴、安全靴、タオル、ラジオ、携帯電話、飲料、弁当、塩飴、防寒着、使い捨てカイロなど。
・未成年者や中学生以下の参加は受付ないところもある。事前に確認を。
・安易に電話や電子メールで問い合わせない。
▼プラン・ジャパン、ケア宮城「被災者の心を支えるためにー地域で支援活動をする人の心得」
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