4月19日午後5時52分ごろ、熊本県で強い揺れの地震があった。気象庁によると、八代市で震度5強を記録。震度5弱が氷川町、芦北町。震度4が上天草市など。
震源地は熊本県熊本地方で、震源の深さは約10km。地震の大きさを示すマグニチュードは5.5。津波の心配はないという。
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毎日新聞によると、規模の大きな地震が相次いでいる熊本県と大分県では、14日以降で震度1以上の地震が600回を超えた。気象庁では、今後1週間程度は引き続き激しい揺れを伴う地震に警戒するとともに、地盤が緩んでいるとして土砂災害にも警戒を呼びかけている。
活断層のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授は、「マグニチュード7.3の大地震の余震域の南の端で起きた地震だとみられる。周辺には日奈久断層帯が伸びていて、この地震をきっかけに南側の領域で地震活動が活発化する恐れもあるので、十分注意してほしい。また、これまでの地震で被害を受けている建物には近づかないでほしい」と話している。
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