漫画家の望月三起也さんが4月3日、肺腺がんのため、川崎市の病院で死去した。77歳。公式サイトが発表した。
「特ダネを追え」でデビュー。1969年から『週刊少年キング』にオートバイ漫画「ワイルド7」を連載。悪人が白バイに乗って悪人を裁くアクションは、続編も含めて長期連載となり、テレビドラマ化されるなど大人気となった。
2016年3月、がんを患い、「長くて1年」の余命宣告を受けたことを雑誌「ソナエ」とのインタビューで公表し、1979~80年に連載した「俺の新選組」の続編を描くことに意欲を見せていた。
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まあ、みんなは、ぼくの代表作を『ワイルド7』っていうけど、自分の代表作はまだできていないと思っているんです。だって90歳くらいまで生きられると思っていたから。そのうちに代表作を描こうって思っていたんだけど、こんなことになって、人生の締め切りが入っちゃった。もう少し延ばしてよ~って言いたいけど、仕方がない。だから、この作品で締め切りにしたい。そして、自分の「代表作」といえる作品に仕上げたい。このところ、自分で「やりたいな」と思っていたことがすべて実現できている。だから、この作品も描き上げるまでは命が持つだろうって、変な自信を持っていますよ。
(【望月三起也さん余命告白】(上)最後の作品づくり「半年あれば何とかなる!」 | インタビュー | 終活WEB ソナエより 2016/03/17)