【ヘイトスピーチ】警備の警察官、抗議する女性の首を絞める 画像が拡散

民族差別をあおる言動を繰り返すヘイトスピーチ(差別扇動)が社会問題になっている右翼系の団体のデモで、警備の警察官が、抗議する人々の首を絞めたとする写真が、ネット上で拡散している。

民族差別をあおる言動を繰り返すヘイトスピーチ(差別扇動)が社会問題になっている右翼系の団体のデモで、警備の警察官が、抗議する人々の首を絞めたとする写真が、ネット上で拡散している。

このデモは、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)前会長の桜井誠(本名・高田誠)氏らによる「行動する保守運動」のメンバーが3月27日、コリアンタウンとして知られる東京・新大久保や歌舞伎町周辺で「難民の受け入れ拒否」などを名目にデモ行進した。団体の民族差別発言や行動に抗議する人々は座り込んで行路をふさごうとし、警備の警察官に排除された。

参加者によると、その際、参加していた女性の少なくとも3人が、首をつかまれたり、地面に押さえつけられたりしたという。

韓国でも写真を掲載したTwitterの投稿が1万回以上リツイートされ、民放のニュースでも取り上げられた。

警視庁は、ハフポスト日本版の28日の取材に対し、31日に回答し、写真の人物が警視庁の警察官と認めた。「執拗に車道上に止まる者らを歩道に戻すために、必要な措置を講じていたところ、偶発的に警察官の片方の手が相手方の首に当たってしまったものであり、適正な職務執行と考えています」とコメントしている。

一方で社民党の福島瑞穂・参院議員は31日、「過剰な警備をやめるように」との申し入れに対し、警察庁から調査、指導すると回答を得たことを明らかにした。

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