STAP細胞論文の著者だった理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏(32)が3月31日、STAP細胞の作製手順などを記したサイトを開設した。神戸新聞などが報じた。
サイトの名称は「STAP HOPE PAGE」で、全文英語で表記。小保方氏は、理研が否定したSTAP現象の存在を主張しており、トップページには以下のように書かれている。
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まず最初に、2014年に科学誌ネイチャーに掲載されたSTAP細胞論文について、私は深い反省と心からの謝罪を申し上げたいと思います。私はSTAP細胞論文に強い責任を感じており、科学者としてケアレスミスがあったことを恥じています。
このサイトを開設した目的は、STAP細胞作成を実現するための確実な証拠となるような情報を、科学界に提供することです。 そのため私のSTAP細胞の作成手順を公表します。別の科学者が、それを現実にすることができるという希望を持っているからです。
私は現在も、うつ病の治療中で、精神的および身体的に万全ではありません。そのために、私はSTAP現象に関する情報を、このサイトで順次更新していくつもりです。
私の切なる願いは、STAP細胞のさらなる研究結果が、科学論文の最前線に正当な方法で復活することです。それは私たち全てに利益をもたらすことでしょう。
2016年3月25日
小保方晴子
このサイトでは、STAP細胞発見の発表当時の資料のほか、理研による検証実験について、写真や図表とともに記載している。また、小保方氏自身が行ったとするSTAP細胞の作製手順について、使った薬品やその濃度なども示している。
このサイトについて、理研は「(2014年12月に)公表した調査報告書で示した以上のコメントをすることはない」と神戸新聞にコメントしている。