いっこく堂さん「噛む力がないことは、腹話術にも関係する」 復帰に不安も

くも膜下出血を起こした腹話術師、いっこく堂さんが、28日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」に出演した。

外傷性くも膜下出血で入院し、3月25日に退院した腹話術師、いっこく堂さん(52)が、28日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」に出演、「噛む力がない、弱いというのは、腹話術にも関係するでしょうね」と語り、復帰に向けて不安な気持ちを抱えていることを明かした。

いっこく堂さんは20日夜、普段ほとんど口にしない酒を自宅で飲んだ直後、一時意識を失って倒れ、軽い「外傷性くも膜下出血」「両側前頭葉脳挫傷」のため入院した。倒れた原因は「迷走神経反射」が疑われるという。25日には退院したことを自身のブログで報告、「体調はとてもいいです。御心配をおかけしました もう大丈夫です!」と記した。現在は自宅で療養中だ。

27日にインタビューに応じたいっこく堂さんは、左目元に傷跡を隠すテープを貼った痛々しい姿で登場した。

「痺れは本当になかったんですね、どこにも。痺れたら、人形持てないし、困るじゃないですか」と述べ、人形を操ることには問題がないことを強調した。しかし「噛むことに関しては、100パーセントじゃないんです。噛む力がない、弱いというのは、腹話術にも関係するでしょうね。歯を磨いても、全然感覚がなかったんですよ」と述べ、口に多少の違和感が残っていることを心配した。

ただ、いっこく堂さんは「声を発していなかったから、声のハリが今ない。あと4、5日、発声練習していけば治ると思います」と近く腹話術の稽古を再開すると語った。インタビュー中に人形を手にして稽古の様子をスタッフに見せ、最後は「できるかな、大丈夫かな。できそうですね、完璧です、腹話術」と嬉しそうな表情を見せていた。

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