自民党の山田俊男参議院議員(69、比例)が3月18日、党本部での会合で、全国農業協同組合連合会(JA全農)関係者の発言に腹を立て、相手の腹を拳で殴った。自民党の伊達忠一参院幹事長は25日の記者会見で「本人は事実関係を認めている」と述べた。時事通信ニュースなどが報じた。
山田氏はJAグループの組織内候補として2007年に初当選し、2期目。18日は党の「農林水産業骨太方針策定プロジェクトチーム」の会合で、加工食品の原産地表示についてJA全農などからヒアリングを実施。関係者によると山田氏は会合後、農業政策をめぐってJA関係者と口論になり、相手の腹部を拳で殴ったという。
伊達氏によると、山田氏は参院執行部の事情聴取に対し、「迷惑を掛け、申し訳ない」と謝罪。ただ、「相手は親しい元同僚であり、暴力という認識はなかった」とも釈明したという。
(時事通信ニュース:自民・山田俊男氏が暴力=党会合後、JA関係者により 2016/03/25 15:32)
執行部は、さらに事実関係を確認したうえで処分を検討している。