人気漫画「美味しんぼ」の原作者、雁屋哲氏が、3月22日に更新したブログで「そろそろ終わりにしたいと思っています」と連載終了を示唆した。
「美味しんぼ」は小学館の「ビッグコミックスピリッツ」誌で1983年から続き、単行本も111巻が発行された人気漫画。雁屋氏は、以下のように述べている。
いくら何でも連載30年は長すぎだ。
そろそろ終わりにしたいと思っていますが、どんな形で終わらせるか。
今までの登場人物総出演で、美味しい食べ物の話でどんちゃんどんちゃん楽しく騒いで大団円。
そう考えています。
スピリッツ誌からのお知らせを、今少しお待ちください。
(またまた、ご無沙汰を | 雁屋哲の今日もまたより 2016/03/22)
「美味しんぼ」は、2014年4月に連載していた「福島の真実編」で、福島第一原発を訪れた主人公・山岡士郎が直後に鼻血を出す場面があり、地元の福島県双葉町が小学館に抗議するなど社会問題化した。
「福島の真実編」が終了した2014年5月以降、「美味しんぼ」は休載しているが、雁屋氏は「鼻血問題」の影響について「念を押しておきますが、今回の休載は、例の鼻血問題で各方面から圧力がかかったからではありません。(中略)たとえどの方面から、どのような圧力がかかろうとも、スピリッツ編集部、小学館は勿論、作者である私も、それに屈することは絶対にありません」と否定している。
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