俳優の南果歩さん(52)が3月17日に自身のブログを更新し、初期の乳がんを患ったため11日に手術を受けていたことを明かした。夫の俳優、渡辺謙さん(56)が南さんの勧めで人間ドックを受けて2月上旬に胃がん手術を受けたが、これを機に自身も受診したところ判明したという。
夫の入院時に安心材料のためにと病院に泊まり込んでいる合間を縫い人間ドックを受けました。
その中で、精密検査の必要ありとの診断で再検査を重ねた結果、乳癌 ステージ1という最終診断がでました。 「まさか、私が」 これがその時の正直な気持ちです。しかし、人間ドックを偶然受ける機会があった私は幸運なんだ、見つけて頂いた事が奇跡なんだと自分に言い聞かせドラマの収録を終えた後、病院に速やかに体制を取って頂き3月11日に手術を受けました。
しかし早期だったとは言っても、乳癌という病には病巣を取り除いただけでは済まないデリケートな問題を多分に含んでいることを、実際に自身が当事者になって初めて理解しました。
(BREAST CANCER|南 果歩オフィシャルブログ Powered by Amebaより 2016/03/17 14:51)
南さんは「まだまだ乳癌という現実を受け入れるのには時間が必要です。当然、頭では分かっているはずなのに『命には限りがある』ということを、身をもって知る機会にもなりました」と心境を明かす。
自身の助言が夫の渡辺さんのがん発見のきっかけとなった形だが、ブログでは「私の方こそ謙の病から救われた命です。精神的につらい局面も『果歩の全てを一生愛す』 その言葉が支えになりました」と記した。
術後の経過は良好といい、現在は4月から始まる主演舞台「パーマ屋スミレ」の稽古に向けて療養をしている。
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