リオデジャネイロオリンピックの最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが3月13日に行われ、田中智美(第一生命)が2時間23分18秒で日本勢トップの2位でゴールした。日本人2位にはわずか1秒差で小原怜(天満屋)が入った。優勝はユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)で2時間22分40秒。毎日新聞などが報じた。
田中は、30キロ過ぎにスパートして先頭集団から抜け出したキルワを単独で追走。37キロ手前で小原に追いつかれてゴール直前まで並走したが、ラスト100メートルで小原を振り切り、1秒差で勝利した。
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ゴール前で競り合う田中智美(右)と小原怜=3月13日、ナゴヤドーム(c)時事通信社
デッドヒートを振り切った田中は、さいたま国際マラソンの日本人トップ吉田香織(ランナーズパルス)の2時間28分43秒を上回るタイムもマークし、代表入りへ前進した。
田中は「涙が出るほどの声援が力になった。絶対にリオに行くという気持ちは誰にも負けないつもりでした。ここがゴールでなく、オリンピックがスタートだと思っています。選ばれたら、メダルを目指して頑張りたい」と話した。
「最後のオリンピック挑戦」を表明していた2004年アテネオリンピック金メダリストの野口みずき(シスメックス)は、序盤に遅れ23位に終わるも、笑顔でゴールした。
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■女子マラソン、代表選考の行方
女子のオリンピック代表は最大3人。2015夏の世界選手権で7位入賞の伊藤舞が決定済みで、残り2枠。大阪国際女子マラソンを2時間22分17秒で制した福士加代子(ワコール)も代表入りが確実と見られる。
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