サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(57)がリオデジャネイロ・オリンピックのアジア最終予選を最後に退任することになった。3月7日に予選敗退が決まり、日本サッカー協会の大仁邦弥会長が「これからについては新しい体制でスタートする」と話した。後任はU―20(20歳以下)女子日本代表の高倉麻子監督(47)が有力視されている。時事ドットコムなどが報じた。
佐々木監督は東京・帝京高から明大を経てNTT関東(現J1大宮)でプレー。2006年になでしこジャパンのコーチに就任し、07年12月に監督に昇格。08年北京五輪で4位となった。11年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で初優勝に導き、同年の女子チーム世界最優秀監督にも輝いた。
12年ロンドン五輪で銀メダルを獲得し、15年のW杯カナダ大会でも準優勝した。昨年10月にリオデジャネイロ五輪に向けて続投が決まっていた。佐々木監督は7日の記者会見で「まだ試合がある。しっかり戦える準備をするのみ」と話した。
(時事通信ニュース:佐々木監督が退任=後任候補に高倉U20監督-なでしこジャパンより 2016/03/08 00:16)
高倉さんは福島県出身で、現役時代は女子日本代表として国際Aマッチ79試合、30得点を挙げている。指導者に転じた後は14年にU-17(17歳以下)女子ワールドカップで日本を初優勝に導いた実績を持つ。
また、また日本サッカー協会の大仁会長の後任に就く田嶋幸三副会長は、2015年限りで現役引退した元日本代表主将、澤穂希さん(37)に協力を要請する考えを示した。
澤さんも前日6日に出演したNHKの番組で「また強いなでしこに戻れるように携わりたい」などと意欲を示しており、強化部門などで新監督を支える役目を果たす。
(五輪消滅でノリさん退任…澤さんに後任有力の高倉J“入閣”要請へ - サンスポ より 2016/03/08 05:03)
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