NHK連続テレビ小説『あさが来た』の撮影が3月5日、大阪市中央区のNHK大阪放送局で終了した。約10カ月間の撮影を終えたヒロインあさ役の波瑠は涙を浮かべ、「こみ上げてくるものがあります。終わった実感がしない」などと語った。朝日新聞デジタルなどが報じた。
波瑠や夫の新次郎を演じた玉木宏、あさの姉を演じた宮崎あおいらが、くす玉を割ってクランクアップを祝った。
波瑠は、約10カ月に及んだ撮影を「あっという間だったとは思いません。楽しいだけではなかったし、苦しい時も、悔しい時も、孤独を感じてどうしようもない瞬間だって何度もありました」と振り返り、率直な心境を語った。
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印象に残っていることを尋ねられた波瑠は、「すぐに慣れるだろうと思っていた方言に、最後の最後まで苦労したことが、一番のびっくりぽんですね」などと語った。
脚本家の大森美香氏も駆けつけ、「今日みたいな日を迎えられて大変光栄に思っています。これからもどんどん面白くなって最後まで駆け抜けていきます。スピンオフもよろしくお願いいたします」と、スピンオフに意欲を見せた。
2月27日までの期間平均視聴率(ビデオリサーチ調べをもとにNHKが集計)は、関東地区が23.4%、関西地区が21.1%で、関東地区では2001年以降最高だった「さくら」(2002年)の23.3%を上回っている。
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