本を全く読まないと答えた大学生の割合が45%を超え、これまでで最も高くなったことが、全国大学生活協同組合連合会(東京)が2月24日に発表した生活実態調査で明らかになった。学生の本離れのが一層進んでいることが、改めて浮き彫りとなった。
この調査は毎年行われており、2015年は30大学の9741人から回答を得た。
1日の読書時間は平均28.8分で、前年より2.9分短縮した。読書にあてる時間を「ゼロ」と答えた学生の割合は45.2%で、前年より4.3ポイント増加し、同じ方法で調査を始めた2004年以降で最も高かった。一方で、スマートフォンの1日の平均利用時間は155.9分で、前年よりも7.7分減った。
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1日の読書時間(全国大学生活協同組合連合会の調査)
一方、夏の参院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受けて、参院選の投票に「必ず行く」「なるべく行く」と答えた学生は71.1%だった。政治への関心についても尋ねたところ、「大いにある」「まあまあある」と答えた学生が64.5%と、前回から2.9ポイント増えた。
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