コソボの国会で2月19日、野党議員らが審議中に催涙ガスを噴射する事態が発生した。審議を妨害するためだとみられる。ニューヨーク・タイムズなどが報じた。
コソボは元々、セルビア共和国の自治州。2008年2月に独立を宣言したが、セルビア側は認めていない。
一方で、コソボの中にも独立に反対する人々が存在する。コソボの住民はアルバニア人が9割以上を占めるが、コソボ北部に住むセルビア系住民はセルビアから行政サービスを受けており、コソボへの統合に反対している。
状況の打開に向け、EUが仲介する格好で両国は協議を開始。2013年4月には両政府の間で関係正常化に向けた15項目について合意した。合意内容には、コソボ北部地域がコソボ政府の制度下に置かれることが明記される一方、セルビア人自治体の連合または共同体が樹立され、広範な権限を与えられることなどが含まれていた。
Advertisement
▼クリックするとスライドショーが開きます▼
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー