2014年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けたミュージシャンのASKAが1月9日、これまでの事件の経緯などを含む長文のブログを公開した。20項目からなる長文のブログだったが、10日のうちに削除された。スポニチなどが報じた。
「誤解を受けたままステージに立つことはできません。いつ活動を再開できるのかはまだ霧の中ですが、一生を賭けた音楽生活。ここで歩みを止めるわけにはいきません。日々進んでいる、生まれている楽曲を早く皆さんの元へ届けることができますように、という願いで毎日を過ごしております。現在、レコード会社との契約はありません。自費出版でも構わないと思っています。1年間で最低でも2枚のアルバムを発表したいと考えております」と具体的なプランもつづった。
(ASKA 引退“否定” 音楽活動再開に意欲「自費出版でも」 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能より 2015/01/10 13:05)
日刊スポーツが関係者の話として報じたところによると、ブログの文面はASKA本人が書いたもので、周囲の人間が気づき、削除したとみられる。
ブログの冒頭、ASKAは「私を信じてくれていた皆さんを裏切るような行為をしてしまい、深く深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。周囲の一部の人からは、ブログを公開することを止められたとしたが、「私は皆さんの前で、優しさに甘え、何もなかったかのような顔で再びパフォーマンスをすることはできません。間違った行いをしてしまったことを認め、人生を悔い改め、その上で皆さんの前に立とうと決心をいたしました」などと、説明した。
また、音楽活動再開についても、次のようにつづった。
私は、何も罪のない一人の女性を犯罪者にしてしまいました。一生苦しみを背負うこととなってしまいました。全て私の不徳の致すところです。私は、その苦しみから逃れるかのように楽曲制作に没頭いたしました。現在、フルアルバム約5枚分の楽曲が揃っています。また、並行して書いていた走り書きではない散文詩は110編を超えました。まだレコード会社、出版会社などはどこも決まっておりません。執行猶予が解けるまで活動するべきではないという意見もあります。しかし、私は活動することを選びました。私は、歌を歌い続けるために歌を歌うことを選びました。多くの批判を浴びることは承知いたしております。私は、私の人生をこれ以上邪魔したくありません。これを読んで私から離れていくリスナーも現れるでしょう。しかし、今私がやらなくてはならないことは、沈黙を守らずに全てを語ることだと思っています。今から語るこの文章の中で、私がいちばん気をつけたことは、私にとって都合の良い語りになってはならないということでした。長い文章になりますが、最後まで読んでいただけることを願っています。 ASKA
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