ガルパン効果? 茨城県大洗町で「ふるさと納税」急増。12月だけで1億6000万円

茨城県大洗町で、ふるさと納税制度による寄付金が急増している。
Twitter/garupan

茨城県大洗町で、ふるさと納税制度による寄付金が急増している。2014年度は約763万円だったのに対して、2015年12月の1カ月間だけで1億6000万円を超える申し込みがあった。2015年12月1日に、同町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)のグッズなど230品目を返礼品に加えたところ、申し込みが急増したという。地元紙の茨城新聞が1月8日に報じた。

本年度は4月から12月末までに1億7725万2901円(6369件)の寄付金があり、金額では既に、昨年度1年間の約23倍となっている。

町は昨年6月からネット上に返礼品を公開し、クレジット決済を導入するなどの取り組みを進めてきた。11月末までに1千万円を超える申し込みがあったが、昨年12月1日に地元特産のあんこう鍋や同町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」のグッズなど230品目を返礼品に加えたところ、申し込みが急増した。

(茨城新聞 2016年1月8日「大洗町の寄付金急増 12月、1億6000万円超」より)

ふるさと納税サイト「ふるぽ」の大洗町の納税返礼品コーナー(写真)には、「人気ガルパンウォーター24本入り」「まいわいスペシャル ガルパン干し芋セット」など、多くのガルパングッズが並んでいる。

■「ガールズ&パンツァー」とは?

ガールズ&パンツァー」は、戦車を使った武道「戦車道」が、華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界を舞台にした2012年放送のTVアニメ。2015年12月に公開された劇場版は、公開から47日で興行収入8億円を突破した

大洗町を舞台に、女子高生が戦車に乗って他校と対戦するという奇抜な設定。水島努監督によるリアルな戦車の描写と、多数の美少女キャラでアニメファンとミリタリーファンを中心に話題になった。舞台となった大洗町には全国から多くのファンが集まり、「ガルパンの聖地」として人気を集めている

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