「ここはわたしの居場所」画家オキーフが本当に望んでいた人生――晩年の家をめぐる

20世紀のアメリカ現代美術を代表する女性画家、ジョージア・オキーフ。彼女が、62歳から亡くなるまで30数年を過ごした、2つの家をご存知だろうか。
アンセル・アダムス

20世紀のアメリカ現代美術を代表する女性画家、ジョージア・オキーフ。彼女が、62歳から1986年に亡くなるまでの30数年を過ごした、2つの家をご存知だろうか。

ニューメキシコ州の荒々しいゴーストランチと緑豊かなアビキュー。この2つの地で、オキーフは傑作を生み出していった。

「ここはわたしの居場所。心が静かです。

わたしの皮膚がここの土地に近いと感じている」

彼女が「わたしの居場所」と語った終の住処を紹介する写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』(KADOKAWA)が2015年12月、初めて出版された。本著では、オキーフ美術館の学芸員ラインズと、オキーフの家で最期まで身のまわりの世話をしたロペスが、この地で生まれた彼女の傑作を紹介している。

ニューヨークで華々しく活躍したオキーフは、本来の自分ではなかった――。彼女が本当に望んだのは、どんな暮らしだったのか。この地から、どんな作品が生まれたのか。以下に、2つの家と作品の一部を紹介する。

写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
古い地層がむきだしの崖を背負うゴーストランチの家
写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
ゴーストランチの家、予備の寝室
撮影:アンセル・アダムス
パティオでくつろぐオキーフ
写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
ゴーストランチの家のパティオ。はるか遠くにペデナル山
写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
絵画「鹿の頭骨とペデナル山」
写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
アビキューの家は歴史的建造物に指定された
写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
絵画「黒い扉と雪」
写真集『ジョージア・オキーフとふたつの家 ゴーストランチとアビキュー』
お茶を淹れるオキーフ

▼写真をクリックすると、オキーフの作品が観られます▼

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