1月1日未明に放送されたテレビ朝日系の討論番組「朝まで生テレビ!」で、客席にいた自民党の地方議員が発言した際に、「建築板金業」と紹介して議員としての肩書きを示さなかった。同社は1月4日、「視聴者に説明不足となり、申し訳なく思っております」と謝罪した。朝日新聞デジタルなどが報じた。
年始の特番で、テーマは「激論!安倍政治〜国民の選択と覚悟〜」。番組の前半、進行役の田原総一朗氏が「中小企業の実態を聞きたい」と客席へ話を振った際に、客席にいた自民党の大森昭彦・東京都大田区議を「大田区の建築板金業」として紹介した。
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大森区議は司会の田原総一朗氏から「アベノミクスは評価できないか?」と聞かれた際に、「我々の業界だけで言うと、あまり効果的には伝わってない印象ですよね」と述べた。「あなた達のためには何をすればいい?」と問われると、「地方の行政に工事を任せてもらって、地方の行政が我々のために仕事を出してもらえれば恩恵に預かれるかもしれない」と答えた。発言の際に肩書と氏名が字幕で表示されたが、肩書は「建築板金業」だけだった。
産経ニュースによると、区議であることは面識のある番組ディレクターだけが知っていた。テレ朝広報部は「情報をプロデューサーや出演者を含め番組内で共有できず、結果的に、自民党区議であることを紹介できなかった」と説明しているという。
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