歌手の小林幸子が12月31日のNHK紅白歌合戦に、特別出演枠で出場し、「千本桜」を歌った。
「千本桜」はもともと、音楽プロデューサーsyana(黒うさP)が、2011年にネット上で発表した曲。音声合成ソフト「初音ミク」を使ったボーカロイドソング(ボカロ曲)として、カラオケなどでも人気となり、舞台化、小説化もされた。
「おもいで酒」など多くのヒット曲を持つ演歌歌手の小林幸子は、大がかりな豪華衣装をまとって歌うのが紅白歌合戦の名物だった。しかし2012年に自身の事務所の社長らを解雇したことが大きなトラブルとなり、レコード会社の契約を解除され、前年まで33回連続で出場していた紅白歌合戦にも落選した。
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翌2013年、ニコニコ動画への投稿が転機となり、ネットユーザーの人気を獲得した。ボカロで作曲した「さちさちにしてあげる♪」などの曲も歌っている。
30日にNHKホールであったリハーサルでは、6年ぶりとなる巨大衣装が途中で故障するハプニングにも見舞われたが、本番は無事成功。ORICON STYLEによると、重さ5トン、最大5.5メートルまで上昇する「メガ幸子」が降臨し、背景にはネットユーザーからのコメントがあふれた。
背景などにコメントが流れる弾幕演出では「鳥肌やべ」「泣けた」「幸子スゲーーーーーー」「やっぱり幸子ーーーーー」といった声で大盛り上がりだった。
衣装は全体で横幅7.2メートル、重さ5トン。メガ幸子は9メートルまで上がり、小林の目線は5.5メートルまで上昇する。メガ幸子は髪飾りの照明などをリニューアルし、ネオ幸子として降臨した。
(【紅白】“メガ幸子”本番は見事成功 弾幕演出も盛り上がる | ORICON STYLEより 2015/12/31 22:45)
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