参拝の作法は各神社や地域によって異なるが、それぞれの神社が掲載している参拝の作法を紹介しよう。
■鳥居の前で、まず会釈。
京都大神宮によると、鳥居の内側は、神様がいる神聖な場所。「鳥居の前で服装と気持ちを整え、会釈をして鳥居をくぐりましょう」とアドバイスしている。
その際、鳥居の中央を避け、どちらかの柱に寄るよう、熱田神宮はアドバイスしている。
■参道は左側を歩く。手はつながない。
明治神宮によると、参道の中央は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通り道だとされる。真ん中を歩かないのが礼儀。
静岡県熱海市の来宮(きのみや)神社の雨宮盛克宮司は、「ここから先は幼い子を除き、手をつないではいけません。恋人とも手を離しましょう。原則、左側を歩きます」と、紹介した。
■「手水」で心神を清める
お参り前に、手水舎(ちょうずや、てみずや)で心神を清める。東京神社庁によると、手順は次の通り。
(1)手水舎の前で一礼する。
(2)ハンカチを取りやすい場所に出す。
(3)右手で柄杓を持ち、たっぷりと水をすくう。
(4)左手を洗う。
(5)柄杓を左手に持ち替え、右手を洗う。
(6)右手に柄杓を持ち替え、左手に水をためて、口をすすぐ。(左手で口を隠すと良い)
(7)口に触れた左手をもう一度洗う。
(8)両手で柄杓を立てるようにして、柄杓の柄を残った水で洗う。
(9)柄杓を元の位置に伏せて戻す。
(10)その場で口と手を拭く。
(11)一礼して去る。
■お賽銭は投げない。
神社本庁では、お賽銭は米や野菜などは「供え物」の形を変えたものなので、投げ入れるのではなく、そっと納めることを推奨している。
鈴を鳴らす回数は、1回とする神社もあるが、3回などとアナウンスしているところもある。神戸祇園神社では、鈴についた綱「鈴緒」を両手でしっかり握って振るとしている。
4.心をこめてお参りする。
淡島神社によると、手順は次の通り。
(1)姿勢を正す。
(2)2回、腰を90度に折り深くお辞儀。人にお辞儀をするよりも深く行う。
(3)胸の高さで両手を合わせ、右手を少し手前に引いてずらす。
(4)肩幅程度に両手を開き、2回拍手する。
(5)両手をきちんと合わせながら心をこめて祈る。
(6)両手をおろし、最後にもう一度深くお辞儀する。
(7)最後に軽く会釈して下がる。
参拝の後は、お守りを頂いたり、おみくじを引いたりする。神社から出るときに、鳥居の前で会釈するのを忘れずに。
以下に、ジョルダン発表の「初詣スポット人気ランキング」を紹介する。
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