新国立競技場のデザインに隈研吾(くま・けんご)さんの「A案」の採用が決定したことついて12月22日、見直し前のデザインを担当したイギリスの建築家、ザハ・ハディドさんが「我々のデザインに驚くほど似ている」とコメントした。テレ朝ニュースが報じた。
建築家の隈研吾氏と、大成建設、梓設計が提案したA案の建設予定図
ザハさんは「発表されたデザインは、スタジアムや座席のレイアウトなどが、我々が2年かけて進めてきた案に驚くほど似ている」とした上で、「我々がこれまでに提案し、否定されたコスト削減案のすべてが新しいコンペで採用されている」とも、白紙撤回されたプランで新競技場を建設できたと強調。「知的財産権は我々にあることを強調しておく」と釘を刺した。
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ザハさんの事務所は「2年間の設計の積み重ねがある」などとして自らの優位性を主張し、日建設計と見直し後のプランを決めるコンペに参加する意向だった。しかし、コンペは施工会社も一体となって応募する必要があり、締め切りの9月18日までに組む施工会社を決められず、参加を断念していた。
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