警視庁は12月10日、不審な小型無人飛行機(ドローン)を捕獲する「迎撃ドローン」を導入すると発表した。機動隊に操縦訓練を積んだ隊員による「無人航空機対処部隊」を配置し、12月中旬から24時間体制で警備にあたる。FNNニュースなどが報じた。
部隊に配備されたのは、6つの回転翼を持つ直径1メートルほどの大型ドローン。縦3メートル、横2メートルの網で、不審なドローンを空中でからめとることができる。ロイターによると、部隊は10人で構成。重要施設上空など飛行禁止空域に侵入したドローンを発見した場合、操縦者を捜すとともにスピーカーなどで飛行をやめるよう警告する。それでも従わなければ、迎撃ドローンが出動することになる。
ドローンをめぐってはこの日、空港周辺や東京23区全域などの人家の密集地域上空での飛行を原則禁止する改正航空法が施行された。警視庁は、2016年5月には三重県で主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向け、同庁本部で警備対策委員会とテロ総合対策本部会議を開催。山下史雄副総監は「ドローンによる危険や妨害を防止するため、迎撃ドローンで重要施設の警備を強化していく」と話した。
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