フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦、NHK杯は11月27日、長野・ビッグハットで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦が106.33点をマークし、自らが持っていた世界最高得点を更新した。これまでの最高得点は、2014年ソチオリンピックで出した、SP史上初の100点超えとなる101.45点。これを4.88点も上回った。
この日、羽生は初めて、4回転ジャンプを2回入れた演技構成でSPに臨んだ。冒頭の4回転サルコウや、続く4回転―3回転の連続ジャンプを成功。演技後半のトリプルアクセルをきっちり決め、最後まで滑りきった。
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日刊スポーツによると、点数が発表されると、羽生はブライアン・オーサー・コーチと笑顔を弾けさせた。
演技の後、羽生は「一生懸命やったんで。点数よりも、この曲のジンクスというか、SPでノーミスできなかったというのが晴らせたのが良かった。一生懸命練習してきたことが間違っていなかったんだなという感じがあった。嬉しさや驚きよりも、ちょっとホッとした」とコメント。自身よりも前に滑走した中国の金博洋が、95.64点という高得点を出したことについては、「絶対抜かしてやるぞ。見てろよ、と思いながら演った」と述べた。
明日のフリーに向けては「しっかり気持ちを切り替えて、明日こそ大切なフリーなので頑張りたい」と意気込みを見せた。
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