ダボス会議で知られるスイスの「世界経済フォーラム(WEF)」が11月19日、2015年版「男女格差報告」を発表した。日本は調査対象となった145カ国中101位だった。2014年より順位を3つ上げたものの、依然として先進国の中で最低水準だった。
このランキングは、「政治への参加」「職場への進出」「教育」「健康度合い」の4分野の計14の項目をもとに、男女平等の度合いを指数化し、総合順位を決める。報告書によれば、日本は女性閣僚が増えたことで順位を上げる要因になった。
首位は7年連続でアイスランド。2位はノルウェー、3位はフィンランドで、上位に北欧諸国が独占。アメリカは28位、中国は91位、韓国は日本より低い115位だった。上位10カ国には、ヨーロッパ以外の国はルワンダ(6位)、フィリピン(7位)、ニュージーランド(10位)だった。
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以下は、順位ごとに色わけした世界地図。濃い色で塗られた国ほど格差が少ない。101位の日本は、一番薄い色で塗られている。
以下の図のように、日本は、「健康度合い」や「教育」の分野では世界トップクラスだが、「政治への参加」が下位に留まっている。
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黒線が世界平均。水色が日本の数値を表す。
なお、アフリカで唯一上位10カ国、6位にランクインしたルワンダは、2003年に議席の3割以上を女性とするクオータ制を導入している。
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黒線が世界平均。水色がルワンダの数値を表す。
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