多くの人々が心と体の安らぎや癒しを求めて、旅に出る。精神的にも肉体的にも、より良いリラクゼーションをもたらす要素の1つは、睡眠である。ここでは日々のストレスを忘れて、快適に眠ることができる日本の民宿7つを紹介する。質の良い睡眠を求めることは、もはや贅沢ではなく、人生に不可欠なことだろう。
2007年に創業した民宿たきざわは、3000メートル級の山々が連なる北アルプス山麓の奥飛騨温泉郷に位置する。自然豊かで、静かな環境の中で、ゆったりと日頃の疲れを癒やすことができる。造りは飛騨高山の古民家をリフォームした和モダン風。全9つの部屋には床暖房が設置され、温かいぬくもりの中で眠りにつくことができる。源泉かけ流しの露天風呂が貸し切り無料で利用できる。
京の小宿 KANA町家
嵐山へのアクセスが便利な京都西院にある「京の小宿 KANA町家」。素泊まりでも行ける1日1組限定の宿となっている。羽毛布団と固めのマットレス、敷き布団を利用し、綿の高密度織りのしなやかなシーツを使っている。さらりとした気持ちよい素材感を感じつつ、眠りにつくことができる。
兵庫県の城崎温泉近くにある、気比の浜の民宿はし本は、現代風の古民家の落ち着いた雰囲気の宿。テラスのあるお部屋の窓は、床から天井までいっぱいに広がり、快適な空間となっている。ふっくらとした暖かい羽毛布団が安眠を約束する。蟹シャブ・焼き蟹・ゆで蟹・カニ鍋などのカニ料理を筆頭に、四季折々の料理も満喫できる。
福島県の湯野上温泉にある源泉かけ流しの民宿。露天風呂が渓流沿いにあり、周囲の鮮やかな四季を満喫できる。客室8つは、すべて和室12畳の造りになっており、シンプルで落ち着いたカラーで統一されている。露天風呂は田園と林に囲まれて開放感にあふれる。冬場には温泉の熱を利用した床暖房が完備され、睡眠時には背中から全身に温もりが感じられるという。
ヨナ・パハレは、白浜の海岸が見渡す限り続き、東洋一美しいと言われる沖縄宮古島の与那覇前浜の近くにある。1日3組限定の宿。サトウキビ畑が目の前に広がり、緑豊かで静かな快適環境にある。夜はふくろうやヤモリの鳴き声が聞こえるといい、自然の中で眠りに入れる。庭が見渡せる大きな窓とプライベートベランダがあり、外階段からも入室ができる。
世界自然遺産の知床観光の拠点としてふさわしい宿。大自然を前に、天然100%の掛け流しの温泉にのんびりと入って、贅沢なひと時を過ごすことができる。全部で15部屋ある客室は最大10畳を誇り、ゆったりとくつろげる空間。和室と洋室があり、和室は羽毛と綿の両方の布団がそろっている。知床だけに、オホーツク海の魚貝類をメインにした海の幸料理も売り物となっている。
石川県能登にある民宿「ふらっと」は、目の前に広がる日本海の新鮮な海の幸や裏山で獲れる山の幸など、能登の郷土食材を利用。オーストラリア出身のシェフがそれをふんだんに使ってイタリアン料理にして提供している。1日4組限定の和室の宿。敷地は2000坪もあり、静かな環境で過ごせる。近年は外国人宿泊者が増え、「障子では光がまぶしい」との声が寄せられているため、2015年中にもロールスクリーンを設置する。木の組み立て式ベッドの上に布団をしき、海外からの旅行客に快眠をアピールしていくという。檜風呂が気分を贅沢にしてくれる。
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