最大級のハリケーン「パトリシア」メキシコに上陸 3州に非常事態宣言

観測史上最大級のハリケーン「パトリシア」が10月23日、メキシコの太平洋沿岸に上陸した。
IN SPACE - In this handout photo provided by NASA, Hurricane Patricia is seen from the International Space Station. The hurricane made landfall on the Pacfic coast of Mexico on October 23. (Photo by Scott Kelly/NASA via Getty Images)
IN SPACE - In this handout photo provided by NASA, Hurricane Patricia is seen from the International Space Station. The hurricane made landfall on the Pacfic coast of Mexico on October 23. (Photo by Scott Kelly/NASA via Getty Images)
Handout via Getty Images

観測史上最大級のハリケーン「パトリシア」が10月23日、メキシコの太平洋沿岸に上陸し、暴風雨で樹木が倒壊し、車があおられ、多くの人が屋内に非難する事態となっている。ロイターなどが報じた。

NHKによると、日本時間の午前9時現在、中心の気圧は924ヘクトパスカル、最大風速はおよそ72メートル。メキシコ政府は「メキシコの西海岸に上陸するハリケーンとしては観測史上最大だ」として、3つの州に非常事態宣言を出して警戒を呼びかけている。

ハリケーンが上陸したメキシコ沿岸の貨物港マンザニーロ在住のホテル従業員ラウラ・バラハスさんは「風は本当に強い。車もあおられて動いていて、びっくりしました」と語った。

マンザニーロ北西部に上陸したハリケーンの影響で、まだけが人などは報告されていない。アメリカのハリケーンセンターによると、ハリケーン「パトリシア」は24日には勢力を弱め、風力もメキシコ西部の山脈の影響で弱まる見通しだと述べた。しかし、アメリカ海洋大気局(NOAA)は、壊滅的な被害を受ける恐れがあるので暴風、大雨、高潮に警戒するよう呼びかけている。

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