ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は10月23日、2016年のアメリカ大統領選挙の共和党候補指名獲得を目指す選挙戦で選挙活動スタッフの数を削減し、スタッフの給与を引き下げると表明した。しかしブッシュ氏は24日、選挙戦で苦戦しているという憶測を否定し、今回の削減は優れたリーダーシップを発揮した例だと語った。
選挙活動スタッフの給与と予算をそれぞれ40〜45%引き下げることを発表した翌日、ブッシュ氏は単に「調整」を行っているに過ぎないと語った。
USAトゥデイによると、ブッシュ氏はサウスカロライナ州での遊説先で、「それこそ、リーダーがすべきことだ」と語った。
匿名の選挙資金提供者によると、ブッシュ氏の選挙戦は「死のスパイラル」に入ってしまった、とワシントン・ポストが報じた後。ブッシュ氏は「私が選挙戦で苦戦している報道はナンセンスだ」と語った。
「くだらん、くだらん、くだらん」と彼は語った。「それが、私の答えです。くだらん、くだらん、くだらん」。
ブッシュ氏は24日、党員集会と予備選挙が始まれば、党は2016年2月と3月に候補者を選ぶことになるので、2015年10月段階の支持率は心配するほどではないと語った。その一方でブッシュ氏は「TV番組のコメンテーターたちが世論調査結果を見て自分をけなし、いつも自分の気力を萎えさせようとしていることや、彼らは望むとあらば有権者たちが誤った決断をさせようとしていることにうんざりしている」と語った。
CNNのジェイク・タッパー氏によると、「今回の選挙戦を戦っても何も達成できないのであれば、私だって何も求めない。その一部になろうとも思わない。無為に時間を過ごすだけの大統領として選ばれたくないし、今、非常に行き詰まった状態が支配的な中、人生が下り坂になる人々を見たくもない」とブッシュ氏は語った。
「私には素晴らしい点がたくさんある。無為に時間を過ごし、悲惨な状態になり、私をけなし、私の気分を害しようとする人の話を聞くだけじゃない。私をけなす人には止むなく反撃する以外にないんです」と彼は語った。「それは、冗談ですよ。あなたがそうしたければ、トランプ氏を選べばいいだけですよ」
ブッシュ氏が6月に大統領選への立候補を発表した時、共和党候補指名の最有力候補と目されていた。しかし支持率は最近低下してきている。ハフポストUS版の世論調査によると、ブッシュ氏は全国共和党員の予備選有権者から7.3%の支持率を得ているが、ドナルド・トランプ氏、ベン・カーソン氏、そしてマルコ・ルビオ上院議員にリードされている。アイオワ州でも候補者を決める党員集会出席者からわずか5.2%しか支持を得ていないなど、苦戦を強いられている。ニューハンプシャー州では8%の支持率を得ているものの、トランプ氏、カーソン氏、カーリー・フィオリーナ氏、そしてオハイオ州ジョン・カシック知事にリードを許している。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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