アメリカを訪問中の韓国の朴槿恵大統領が、10月16日にオバマ大統領と会談するのを前に、アメリカ政府の3人の高官が14日、記者会見を開いた。高官らは「日韓の協力は、アメリカにとって戦略的な優先事項だ」と述べ、首脳会談では韓国側に対し、日本との関係改善を促す考えを示した。
会見を行ったのは、ホワイトハウス国家安全保障会議のダニエル・クリテンブリンク・アジア上級部長とダニエル・ラッセル国務次官補、そしてマーク・リッパート駐韓アメリカ大使。
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3人は会見で、首脳会談の主な議題について、北朝鮮への対応や貿易、サイバーセキュリティーでの協力などが取り上げられることになると紹介。さらにラッセル次官補は、10月末から11月初旬をめどに開催が予定されている日中韓の首脳会談にむけても、オバマ大統領と朴大統領は話し合う予定だとして次のように述べた。
「オバマ大統領はこれまで、韓国と中国の関係だけでなく、日本と韓国の関係についても着実な改善のために、労を惜しまず支援してきましたが、特に重要なのは、日本と韓国との関係です。日本と韓国は、北東アジアにおけるアメリカの緊密な同盟国であり、両国の協力はアメリカにとっても戦略的な優先事項なのです」
一方で、韓国メディアはラッセル氏の「韓国と中国の関係の深化が、重要だ」という言葉や、クリテンブリンク氏の「韓中関係の深化が、朝鮮半島の平和と安定のための重要な鍵になる」という言葉や、「韓国や同盟国、地域の全ての国に対して、中国と建設的な関係を保って欲しいと考えている」などの言葉を報じた。
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