愛知県安城市に住む小学校6年の少女が、磁石の力を利用してスチール缶とアルミ缶を自動分別するゴミ箱を開発し、特許を取得した。小学生が特許を取得した例は全国で3例目で、大変珍しいという。10月14日、産経ニュースなどが報じた。
特許を取ったのは、安城市立丈山小学校の神谷明日香さん(12)。ごみ箱は高さ約90センチの直方体。缶の投入口のすぐ下に磁石を設置。鉄が磁石にくっつく性質を利用して、自動分別できるようにしたというシンプルなものだ。ホームセンターで手に入る安価な材料で制作したという。
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9月9日放送の「あさチャン! 」(TBS系)によると、一番のこだわりは、投入口につけたプラスチック製の薄い板。これがないと、スチール缶が磁石にくっついてしまい、下に落ちなくなってしまう。板の大きさは1〜5センチで実験を行い、一番分別の確率の高かった3センチ幅のものを使用したという。
開発のきっかけは、神谷さんのおじいさんが自宅前の自動販売機の空き缶を、苦労して仕分ける姿を目にしてきたことだったという。「分別作業が簡単にできないか」と考えて、2014年の夏休みの自由研究で取り組んだのが出発点だった。
神谷さんは、この仕組みを「低コストで分別できる空き缶分別箱」として申請し、8月14日付で特許を取得。神谷さんは「おじいちゃんに使ってもらいたい」と話している。
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