【トヨタの本気】ダンボールで本当に走るレクサスを作った(動画)

ダンボール製の「折り紙レクサス」には、“匠”の精神が受け継がれていました。

イギリス・トヨタの高級ブランド「レクサス」部門が10月5日、ダンボールで製作した“折り紙レクサス”を発表した。ボディはもちろん、ハンドル、ミラー、ホイールなど細部に至るまでダンボールでつくられていることだけでも驚きだが、このレクサスはさらに、走ることだってできる。

全て本物の「レクサス IS」と同じサイズで作られたこの折り紙レクサスは、1700のパーツから組み上げられている。車をスキャンしたあと、各パーツについて等高線のようなデータを割り出し、10ミリのダンボールに切り出した。さらにそれを水性接着剤で接続して形成したという。

制作に要した時間は3カ月。接着剤の厚さも加味したうえで組み上げるという、精密さを要求される仕事だった。公式ブログは折り紙レクサスを製作したことについて、同社で大切にされている「匠の技」という企業文化と高度な技術を表現したかったとして、職人たちが折り紙を使って日々訓練していることを次のように紹介した。

「職人たちは、利き手ではない方の手だけで折り紙を折り、器用さを磨きます。折り紙レクサスはこの精神を取り入れ、さらに、素晴らしい“ものづくり”の精神を受け継いだものなのです」

■利き手ではない手で折り紙を練習する様子の動画はこちら

【関連記事】

注目記事