9月28日、中国の杭州市を流れる銭塘江(せんとうこう)で波が上流へと逆流する「海嘯(かいしょう)」が発生。台風の影響で例年でも高波となる中で、レッドブルが主催するサーフィン大会が開催された。
この日の決勝では中国、アメリカ、オーストラリアの選手が参加。通常の大会とは異なって、選手はモーターボートで高波の前方に移動してスタートした。約25kmのコースを1時間かけて遡上した。
海嘯は満潮の際、河口に入る潮波の前面が垂直の高い壁状になり、砕けながら川上に進む現象。ブラジルのアマゾン川では「ポロロッカ」が有名。銭塘江では毎年、中秋の名月に合わせて発生するという。
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CCTVによると、台風21号の影響で銭塘江の水位は30mも上昇。海嘯の見物客は、安全な場所に留まるように気象当局が警告していた。英紙インディペンデントによると、今回の海嘯で負傷者はいなかったが、2013年に台風と同時に起きた際には、約20人が流されてけがをしたという。
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