[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)は14日、欧州に流入する難民・移民への対応を協議するため、ブリュッセルで内務相会合を開き、さらに12万人の難民を受け入れることで合意した。ルクセンブルク政府が明らかにした。
協議は6時間に及んだが、具体的な分担方法では最終合意に至らなかった。内相らは10月8日に開く会合での合意に期待すると述べた。
Advertisement
協議では、欧州委員会が提案した難民12万人の義務的な受け入れをめぐり、ドイツとフランスが合意を働き掛けたが、東欧諸国の強い反対で合意できなかった。
ドイツは前日、難民・移民の流入を制限するために国境での検問を導入。近隣諸国でも対応が広がっている。
オーストリアは国境沿いに設置した受け入れ施設などが許容限度に近づいていることを受け、国境での審査を行っている警察を支援するためにこの日、軍隊の派遣を決定。ハンガリーは徒歩でEU域内に入る難民・移民が通る道となっている鉄道の線路を封鎖した。