この魅力あふれる女性たちは、加齢(エイジング)の素晴らしさを証明する。
優雅に歳を重ねられるか、あなたは心配しているだろうか。写真家ティルザ・ブロットさんの新シリーズは、老年期がいかに魅力的なものかを明らかにする。
ブロットさんの「ペンティメント」と題されたコレクションは、ニューヨーク市の街に、ある年齢層のスタイリッシュな女性たちを撮影した写真だ。20代のブロットさんは、1950年代を舞台にしたビリー・ワイルダー監督作品の『サンセット大通り』の魅力に取り憑かれことや、あの時代のスタイルが今の若い世代に失われてしまったと語った。
「これらの女性は、"ドレスアップ"が、今とは同じ意味ではない時代に育ったのです」と、ブロットさんはハフポストUS版のメールを寄せた。「毎日ドレスアップするのが習わしで、それは彼女たちのアイデンティティの一部。彼女たちは、そう育ってきました。それこそ、生まれついての姿勢だったのです。"世界に向けて、一番の顔を見せてください。そうすれば、自分を映し出す自信を持てるようになるでしょう"と」
撮影した女性たちは、60代以上だと思われるが、ブロットさんはあえて彼女たちに年齢を訊ねなかった。身の上話を聞くこともしなかった。それは、少しだけ想像に委ねたかったからだ。
「女性たちは、日々の年の重ねかたを今の若い世代に伝える"タイムカプセル"のような人です」と彼女は語った。「今では、もはや見ることのなくなった――伝統的な優雅さ、美しさ、スタイル......それらのレベルを保つ彼女たちの決意が伝わってきました」
彼女たちが、色違いの全く同じ(アパレルブランドの)アメリカンアパレルの服で着飾った20代の若者の間を通り過ぎるとき――どれだけの人が自分の素晴らしさに気づいていらっしゃるか、私にはわかりません。でも彼女たちは、まるでとっても貴重な鳥のようなので、手遅れになる前に最高の記録を撮りはじめているんです」
さあ、ブロットさんの素晴しい写真の数々を見てみましょう。彼女のサイトはこちら。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。