宇宙飛行士の油井亀美也さんが8月28日、宇宙ではロボットの足は必要との考えをツイートした。ロボットの足をうまく使うことで、機械の動作を制御させるエネルギーが少なくてすむのだという。
“ロボットの足”論は、アニメ『機動戦士ガンダム』のなかで登場するワンシーンが有名だ。第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」のなかで、ジオン軍大佐のシャア・アズナブルがモビルスーツ(人型機動兵器)の「ジオング」を見て「足はついてない」と感想を漏らすと、整備兵が「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」と返したセリフが人気となった。
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プラモデル:MG 1/100 MSN-02 ジオング (機動戦士ガンダム)
なお、このロボットの足の必要性については、アニメ脚本家の森田繁氏が2009年7月、NHK BS2で放送された「ガンダム宇宙世紀大全 検証!ガンダムの謎」で実験を行い、手足があることで燃料を消費することなくロボットを動かすことができる設定だと解説していた。
油井さんは宇宙での滞在経験から、ロボットや機械の姿勢制御や軌道の微修正などに使われる「スラスター」という言葉を用いて、ロボットの脚は飾りではないとの考えを示した。
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