シアトルのボーイズ&ガールズクラブ(青少年に放課後プログラムを提供するアメリカの慈善団体)に所属する1000人以上の子供たちにとって、2015年6月30日は大切な日になった。
ワシントン州レドモンドにあるマイクロソフトの本部で行われた、無料のプログラミング・キャンプに参加するため1337人の児童が集まった。このキャンプで、「ほとんどの人にコンピューターのプログラミングを8時間で教える」世界記録を破るチャレンジも行われた。
マイクロソフトの担当者ケイティー・ファゾラリさんはハフポストUS版に、「マイクロソフトがこのプログラムキャンプを企画してギネス社に申し入れたら、世界記録の条件として生徒の参加人数が1300人と設定されました」と話した。
子供たちは、コマンドの使い方や、ゲームの作り方といったプログラミングに参加した。彼らがマスターした時間が世界記録をクリアしたかどうかはっきりと分かるように、課題をやり終えたことをはっきりと示さなければならなかった。
「楽しそうに見えますが、私たちは、アメリカや世界中のコンピューター・サイエンス教育の必要性を問題提起したのです。社会全体で、私たちはそれほど真剣に取り組んでいなかったことですね」と、マイクロソフトの広報担当レオナルド・オルティズ・ヴィラコルタさんは話した。
ヴィラコルタさんはまた、「すべての子供がコンピューター・サイエンスの基礎的知識を持つ必要があると思います」と語った。しかし、アメリカの25の州では、コンピューター・サイエンスは高校の数学、科学の卒業必要条件にカウントされていない。
「コンピューター・サイエンスは数学、化学、生物学などと同じように、世界中で必修科目に含まれるようになるべきです。必ずしもみんなが生物学者や化学者になるという意味ではありませんが、私たちが持つべき基礎的な知識だということです」
マイクロソフトは「スチューデント・ディベロッパー・ブログ」に、プログラミング・キャンプに参加した子供たちの反応を掲載した。
10歳のセドナさんは、「お願い、来年もまたこれに参加できる?」と、母親にせがんでいたという。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー