ハワイの迷子猫は1年半後、ミシガンの家族と再会できた。運命を分けたのは...(動画)

1匹のラッキーな迷子猫が、とうとう飼い主のもとに帰ってきた。

19カ月間の時を経て、約7200キロもの旅をして、1匹のラッキーな迷子猫が、とうとう飼い主のもとに帰ってきた。

2013年12月、サザーランド一家はハワイからミシガンに引っ越しするため、飛行機で移動する準備をしていた。しかし、大切な家族が見当たらなかった。シャム猫のボギーが、ホノルル国際空港の貨物倉庫の“預りカゴ”から逃げ出してしまったのだ。

ユナイテッド航空の担当者は、ハワイのニュース局であるKHON2に、「空港の職員が猫を探しているがいまだに見つかっていない」を語っていた。

「1週間が経ち、1カ月が経ち……ボギーが帰って来るのことは、ほぼ諦めていました」と、飼い主であるヒラリー・サザランドがホノルルのKITVに語った。

そう。1年半に渡り、ボギーはホノルルで行方不明になっていたのである。ビル・アンティラがやって来るまでは――。

約6カ月前、ハワイの動物保護団体「キャットフレンズ」でボランティアをしていたアンティラが、ホノルル国際空港に行こうとしたときに、野良猫の群れの中に、ちょっと変わった猫がいることに気づいた。普通の野良猫よりも人懐っこい、去勢されたシャム猫がいたのだという。

「もしかしたら、猫にマイクロチップが埋め込まれてるかもしれない」と思ったアンティラは、数カ月かけて、猫との信頼関係を築いていった。そして、次第に距離を縮め、ついにその猫を捕えることができたのだ。

幸いなことに、アンティラの予感は当たっていた。そのシャム猫こそがボギーだったのである。猫に埋め込まれたマイクロチップをスキャンすると、彼の家族はミシガン州のデトロイトに住んでいることが分かった。

「飼い猫は、路上での暮らしに慣れていないのです」と、アンティラはホノルルのKITVに語った。「飼い猫は、自然の中で生きていく術を知りません。多くは他の猫に攻撃されて怪我を負います。でも、このボギーは本当にラッキーでした」

その後、すぐにボギーは、約7200キロ離れた家族のもとに帰るために飛行機に乗せられた。

そして、サザーランド一家と再開することができたのだ。

ボギーの飼い主、ヒラリー・サザーランドは、「正直、もう本当に、本当に、ボギーと二度と会えないだろうと思っていました。今再びボギーが家族のもとに戻って来て、すごく驚いています」とデトロイトのニュース局、WXYZに語った。「やっぱりボギーが家にいたほうがずっといいです」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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