2014年3月に南シナ海で消息を絶ったマレーシア航空機の可能性がある翼の残骸が7月29日、インド洋のフランス海外県レユニオン島で見つかった。フランスの航空専門家が明らかにした。フランスの航空当局も調査を始め、マレーシア政府は調査チームを派遣した。時事ドットコムなどが報じた。
飛行機の翼の一部のようにも見える大きさ約2メートルの残骸は、海岸を清掃中の住民が発見した。目撃者は「貝殻に覆われていたので、水の中に長い時間漬かっていたようだ」と話している。仏航空専門家は「不明機の翼と見つかった残骸には、驚くほど類似点がある」と指摘した。
(時事ドットコム:消息不明マレーシア機の一部?=インド洋の島、謎の残骸発見 2015/07/30 06:34)
フランスの専門家はTwitterで、島の住民から送られてきた多数の写真に目を通し、不明機と同じボーイング777の翼の一部と推定、「確実とは言えないが、マレーシア機の可能性がある」などと記している。
残骸を検証した地元警察は、1年間ほど水中にあったように見えると説明した。フジツボが付着していたとの情報も報じられているという。
消息を絶ったのは、クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便。ボーイング777型機で、乗員乗客239人が搭乗していた。消息をたってから1年以上、行方がわからないままで、オーストラリアの西のインド洋に墜落したとみられているが同機の所在を示す手掛かりはこれまで見つかっておらず、航空史上最大の謎とされていた。
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