脳腫瘍でこの世を去った親友との約束。4人の娘を養子にしたお母さん

「彼女は自分に何かあったら、私に娘たちを引き取ってほしいと言ったので、私はすぐに同意しました」

2014年にエリザベス・ダイヤモンドさんがステージ4の脳腫瘍と診断された時、シングルマザーだった彼女は、自分が死んだら幼い4人の娘たちはどうなるのだろうと大きな不安を抱いていた。

ダイヤモンドさんは2015年4月に40歳で亡くなった。しかしダイヤモンドさんは、残された子供たちのことを心配する必要はなかった。彼女の親友、そして見知らぬ人たちのコミュニティーが、子供たちを育てていくことを引き受けた

ニューヨーク州オーチャードパークに住むダイヤモンドさんの親友ローラ・ラッフィーノさんは、地元テレビ局「WKBW-TV」の取材に対し、ダイヤモンドさんが脳腫瘍と診断された後に彼女と約束したと語った。

「彼女は自分に何かあったら、私に娘たちを引き取ってほしいと言ったので、私はすぐに同意しました」。ダイヤモンドさんと30年来の友人だったラッフィーノさんは、そう述べた。

4月、ラッフィーノさんは約束を果たした。2人の娘がいる彼女と夫のリコさんは、ダイヤモンドさんが亡くなった後、5〜12歳の4人の娘たちを養子として家族に迎え入れた。

「10年前は自分の人生がこうなるなんて思いもしませんでした。でも自分の身に何かが起きたら、その試練をありのままに受け入れ、ベストを尽くすだけです」と、リコさんはWKBW-TVに語った。

突然家族が倍に増え、ラッフィーノさん一家は苦労が増えた。家は手狭になり、出費も大きく増えた。

幸運にも、ラッフィーノさん一家は孤独ではなかった。地元のコミュニティーが団結し、この一家が新たな現実に適応できるよう支援した。

8月には、ニューヨーク州ウェストセネカで募金活動が行われる予定だ。

みなさんご存知のように、これが私の妹と姪っ子たちです。8月30日のイベント参加、または募金のご検討をお願いします。「子供を育てるには村が必要だ」という言葉がありますが、私たちがその村なのです。ありがとうみなさん!!

ラッフィーノさん一家への支援を増やすため、オンライン上の募金キャンペーンも始まっている。

「ダイヤモンドさんの娘たちが愛情を感じ、家族の一員だと思えるように、この一家は持てる力のすべてを注いでいます」。ファンドレイジングサイト「YouCaring」ではこう説明されている。「これは私たちが目にしてきた中で最も美しい出来事です。2つの家族の結びつきは、人間性の真の証なのです。この家族は、ずっと自分たちの力で頑張ってきましたが、助けを必要としています。子供を育てるには村が必要なのです」

現在、9万ドル(約1100万円)以上の募金が集まっている。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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