アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルス郊外で7月17日、何者かが飛ばしたドローンが原因で、消防ヘリによる山火事の消火活動が遅れる事態が発生していた。大規模な山火事が高速道路の車に次々と引火していたが、ドローンを避けるために消火活動を20分ほど中断せざるを得なかったという。ロサンゼルス・タイムズなどが報じた。
事態が起こったのは、ロサンゼルスの北東約90kmに位置するラスベガスと南カリフォルニアをつなぐ主要な高速道路。午後2時30分頃に発生した山火事がみるみる燃え広がり、車に引火した。車を置いて逃げる人が続出し、80台ほどの車が、乗り捨てられたという。火事は車30台と森林14平方キロメートル(目黒区と同等の広さに相当)を焼いた。
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CNNによると、地元消防当局はヘリコプターを使って上空から消火剤をまいたが、見物にやってきた5台のドローンが現場を飛び交っており、25分ほど消火活動ができなかったという。
アメリカでは、誰が飛ばしているかわからないドローンを発見した際には、ヘリコプターは飛ぶことができないという規則がある。NBCテレビによると、上空には当時、5機のドローンがいたという。このうち3機はすぐに姿を消したが、2機は消防のヘリコプターや飛行機を追跡していた。誰が飛ばしていたのかはわかっていない。
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