新潟県三条市の教育委員会は6月30日、市内の小中学校全30校で、牛乳を給食の献立から外すことを決定した。実施は夏休み明けの9月からの見込み。毎日新聞などが報じた。
米の生産量で日本一を誇る新潟県。その県内にある三条市では1998年度から、お米を使った給食のみを採用していた。保護者から「ごはんに牛乳は合わない」などの声があったことを受け、2014年12月から2015年3月まで試行的に牛乳提供を停止していた。
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今回の決定では、牛乳から栄養を摂ることは必要だとして、給食とは別に「ドリンクタイム」を設けて牛乳を提供することになった。「ドリンクタイム」は、午前中の休み時間か授業の終わりに設け、難しい場合でも給食の時間から切り離して設定する方針だという。
30日の教育委員会には、学校関係者や保護者なども参加。「学校給食の牛乳の文化を奪わないでほしい」とか「ドリンクタイムで牛乳だけ飲めるのか疑問」など反対意見が出た。市側は、あくまでも「ご飯に合わないので一緒には提供できない」と理解を求めたとNHKニュースは報じている。
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